多くの花が休眠状態になる年末のこの季節は、いつもなら干支の動物を取材に行くのですが、来年は架空の生物(?)の「辰年」なので
取材ができません。しかし、主に花をテーマに絵を描いているとはいえ、時々はまったく異なるテーマを観察して、
「モノ(対象)を観る面白さ」という、“感性の新鮮さ”を保つことも大切だなぁと、よく思います。
どんなに素晴らしい(美しい)モチーフが目の前にあったとしても、いつも同じものを描いていると、何らかのパターン化が生じてきて、
絵(表現)から生き生きとした力(いわゆる生命感)が抜けていくのを感じます。
とまぁ、理由をこじつけて、このところ動物園散策三昧の私なのですが、その動物園で「辰」についての興味深い推測の展示がありました。
「龍は何種類もの生物の特徴でできている」というもので、なんでも
頭の骨格はラクダ、目はウサギ、耳は牛、角はシカ、体はヘビで、鱗はコイ、4本指の手はタカ、など。他にもあったかもしれませんが
忘れてしまいました。目はウサギ、以外はなるほど、などと思いましたが、果たして真実はどんなものだったのでしょうか・・・。
(ハートマンヤマシマウマ)